2009年06月17日
犬食いと日本以外の食文化
日本では、椀などを口元に運ぶが、日本を除くアジアやヨーロッパ地域の主要なマナー上では、食器を手に持つことこそを無作法とすることが多い。そういう地域では、極端な前屈姿勢での食事も必ずしも無作法というわけではない場合も見られる。これら皿などの食器を手に持たない文化圏では、日本人が不用意に食器を持って口元に近づけると、マナーに反することにもなるので注意が必要である。
必ずしも全ての椀や皿を食事の際に口元に運ばない食文化の上で、食器に顔を突っ込まんばかりに前屈する犬食い姿勢が推奨されているわけでもなく、皿などに口を直接つけることも避けられ、ただ口元に料理を運ぶための専用の食器(スプーンやフォークなど)以外には口を付けない様式もあり、そのどちらでも取り皿のような特別な位置付けのもの以外は手に持たない。勿論、コップのような飲料を入れた食器は別で、こちらは口元に運ばれる。
やや犬食いから話が逸れるが、日本に隣接する朝鮮の食文化では食器を持たずに匙で皿の上にすくい上げ、この匙に口(必然的に顔も)を近づけ食べることがマナーにかなったものとされる。この際、幾分前屈姿勢になるほか料理の上に頭を持っていくことにもなるため、日本人の中にはその食べ方を嫌う・(大袈裟に)犬食いだと評する向きもあるが、西欧人が日本の食事風景と朝鮮の食事風景の双方を見比べた場合に、日本式食事マナーの椀を手に持って口に近づけるほうが見苦しいとし、匙で口に運ぶ朝鮮式の食事マナーを気品あるものと賛美している例もある。
食器を手に持たない場合、匙を使って汁物を食べようとすると、どうしても匙から汁が滴ってしまうため、迂闊に匙を背筋を伸ばしたまま口元に運ぶと、胸元に料理がこぼれてしまいやすい。その点で皿の上で口に収めてしまえば、胸元を汚す心配がないという理由に基づくと考えられる。
ちなみに米国では、口から食べかけの料理がはみ出している状態が大変な無作法と考えられており、料理は一口ずつ口に運ぶものだという考えの延長で、皿の上でどんな料理でも細かく切り刻みスプーンですくう。麺料理もその例外ではなく、スパゲティですら短く切り刻まれる。日本のランチプレートを使う給食で問題と成った犬食いでは、麺類(例えばソフト麺)が先割れスプーンしかないため食べ難く、必然的に料理に鼻先を突っ込まざるを得ないという問題も持ち上がったが、アメリカ式で食べていれば、幾分は犬食い姿勢が解消できたのかもしれない。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
友達の彼が犬食いで…とても困っていました。
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